なんか米国でも児童強姦で死刑にするかそうじゃないかとか揉めてるらしいので死刑について。

ちょっと前、法務大臣がなんか死神とかたたかれてましたが。鳩山さんですね。
死刑がなんの為にあるかといえば、犯罪を抑制する目的な訳です。人を殺せば、自分も死刑になる。そう思わせることで、まあ、突発的な殺人以外は大体予防できる、という考え方ですな。
そりゃ、もちろん、カッとなってやった、とか、バレないと思った、とか、そういった殺人は防ぎようがないわけで、これは地域と個人の結びつきが弱くなったせいなんだけども。とにかく、死刑は核と同じ、抑止の為にあるわけです。
さて現実を見てみましょう。殺人のニュース、増えてますね？
秋葉原のもあるし。まあ、これは他人に関心の薄くなった現代の社会の弊害とも言えるんだけど、彼は、殺人についてなんとも思ってないわけです。人殺した、悪いことしたから捕まる、くらいの認識しかないと思われます。それは何故か。死刑が、名ばかりの終身刑だからです。実際、死刑はほとんど執行されないので、死刑囚がどんどん（でもないか）増える。税金も、その分かかる。死刑執行のニュースもないので、「死刑」の存在を民衆はだんだん忘れる（もちろん死刑という言葉を忘れてしまう訳ではない）。忘れてしまえば、それはもう抑止の意味をなさない。
死刑囚には、一定期間、身辺整理の時間を与え、自動的に、死刑を執行する、くらいの法整備は必要だと思う。例え死刑大国と罵られようが、人と付き合っていく上での最低限のルール、「相手を傷付けない」を、最悪のやり方で破るような人間を、共同体の中に組み入れることは出来ない。
そういう意味では、死刑は確実に執行されるべきであり、重罪を犯した人間には等しく（人を殺して責任能力もクソもあるか）、罰が科されるべきである。
とまあ、現在進行形で以下略のオレが言っているんですが。
そういう意味では、今の法務大臣を応援します。

で、これはまた別のお話。
最近、携帯電話を小中学生に持たせない、とか、エロゲやらせない、とかいろいろ話出てるけど。
何でも禁止するからいけないんじゃないの？
人は禁止されたらやりたくなるもんだろ？
大体、禁止して、教育は放置。一定の年齢になったら、「はい、これ。」っつって、何も教えないで使わせる、なんてことになったら、まったく意味がない。
携帯の使用についても、家できっちり教えればすむ事だし、学校で情報教育をきちんとすればいい。
情報の時間に本来やるべきなのは、コンピュータの使い方ではなく、あふれかえっている情報の選別、内容の吟味、それをどう消化するかであって、現在、小中学校でやっている情報の授業が適切なものかどうか、といわれれば疑問符を付けざるを得ない。
情報の取捨選択が自由に出来るようになれば、おのずと偽の情報に惑わされることもなくなり、振り込め詐欺や、出会い系サイトを通した被害も少なくなってくるはずだ。
一刻も早い教育体制の改善を望む。